五味渕班

先月ルミネで行われた次長課長さんの単独ライブのタイトル「五味渕」の元にもなった吉本興業マネージャー五味渕さんが担当する芸人さんが集合する新年会が執り行われた。
新木場のトークライブ終わり、打ち上げ。それ終わり、24時。僕と山本さんとヤマヒデさんは急いで下北沢の新年会会場へ。到着するといつもの俺軍メンバーに加えて上記に書いた五味渕班の芸人さんが多数来られていた。大盛り上がりの下北庄や。はりけ〜んず新井さんが酔っ払い、最終的には仰向けに眠ったまま大量にゲボッチューをするという伝説を作られました。完全にノックアウト状態の新井さんを誰か都合のいい人が家まで送っていこうということになり、トータル大村さん、ポイズン阿部さん、そして僕の3人がタクシーに同乗して新井さんを家までお送りすることになった。なんとか肩を持ってタクシーまで運び、運転手さんに説明をして新井さんの家へと向った。
誰も言葉を発しないタクシー内。なぜならそれは異臭、そう刺激臭が漂っているから。一刻も早く新井さんの家に着いて欲しいと願いながら僕は待っていた。
異変に最初に気付いたのは僕だった。無言でタクシーの外を眺めていると、なにやら不思議な音が聴こえてきた。チロチロ、チロチロ。ん?近くに小川が流れているのかな?と思わせるほど綺麗なその音色は全く別の者だった。ふと新井さんの顔を見ると口から変な色の液体が漏れていた。
「運転手さん!エチケット袋エチケット袋!」
僕は即座に運転手さんにエチケット袋を要求した。しかし運転手の手際が悪く、なかなかエチケット袋を取り出せない!それくらいすぐ取り出せるように普段からシュミレーションしとけよ!あ〜、どうするどうする!
その時、横からポイズンの阿部さんがプレゼント交換会で引き当てたスケベイスを差し出してきた。
「これに出してもらおう。」
迷っている時間はなかった。スケベイスを新井さんの口元に差し出した瞬間、行為は行われた。家に到着し、新井さんを送り、解散。僕は伝説の証人になった。