これ、僕が今までのゲーム人生の中で一番好きなテレビゲームなのです。サウンドノベルという基本、文字を読んでいくゲームなので、ゲームをやったことのない、本が好きな方でも楽しめると思います。ファミ通の読者が選ぶ今までで一番面白かったゲームランキングにも常に上位にランクインしていますし、オススメです。
ゲーム内容は、渋谷を舞台にした8人の主人公の五日間の話を読み進めていくというもので、主人公の8人はもちろん、その他の主人公の物語が縦横無尽に交錯していて、ひとつひとつの話だけでも充分面白いのに、それがリンクしてきた日にゃあもう・・・
このゲームの立案者である脚本家の長坂秀佳さんのインタビューを見てみると、こんな事が書いてありました。
「渋谷のね、電話ボックスで電話をかけてたんだよ。そしたらさ、外からドアを叩く奴がいるんだ。”早く出ろ!”って。こっちは命に関わることを喋っているかも知れないのに、なんだコイツは?って。その時にふと、そいつにとっての俺は、電話を占領してるただのオヤジであって、脇役に過ぎないじゃないか・・・と思ったんだ。逆に、俺の視点でのそいつは、やけにうるさい奴だ、と感じるただの脇役になっている。同じ状況でもそれぞれのドラマがあるんだ。」
ってな感じでこのゲームを作ることになったそうです。なるほどなぁと思いました。たしかに仮面ライダーも変身前はただのかっこいい青年ですもんね(この例えは違うか?)。
その8人以外にも魅力的な登場人物は沢山おりまして、「街2」が出ることをもう僕は7年くらい待ち続けているのですが、売り上げがあまりよくなかったらしく、続編の製作は微妙な感じになっています。で、ここが難しいところで、普通のサウンドノベルはアニメーションに文字をのっけてという形なのですが、この街は実写を採用しておりまして、撮影時から数えると、もう10年近くたっちゃってるんですね。だから新しく撮影をすることは不可能っぽいです。全新作でもいいからやって欲しいのですが。
こんなこと書いてたらまたやりたくなってきました。中古で1000円くらいで売ってるだろうから探して買おうかな?もし興味持たれた方いましたら是非やってみて下さい。で、一緒にチュンソフトに「街2作って下さい」お便りを出しましょう。そうゆうお便りが増えれば作ります的なことを昔ファミ通に書いていたので。
・・・えー、ここまで書き連ねて最後に思ったんですが、この”街がオススメです”っていう日記、昔書いたような気がします・・・